マンガの道具の変遷

プロマンガ家の7割がデジタル?

マンナビ|プロ漫画家の7割がフルデジタル!?-漫画家デジタル制作実態調査アンケ...
「漫画家はデジタル制作をどのようにやっているのか?」「デジタルツールは何を使っているのか?」「デジタル制作で工夫していることは何か?」など、今まであまり、大規模に調査されてこなかった部分に焦点を当て、2017年3月にアンケートを実施し、250名を超える漫画家の皆様に回答をいただきました。今回は漫画家編の集計結果をご報告

回答者が250人のためそれを「プロマンガ家」全体として括るのは多少無茶な気もしますが、それでもデジタル作画は確実に増えてきているのだな、と思います。
僕がデジタルで作画を始めたのは今から30年以上前。SHARPのX1ckのベーシック言語でオリジナルのグラフィックアプリケーションを作り、カーソルキーで絵を描いていました。すごい時代だ。

その後、20歳前後になるとようやく環境も整ってきましたが、今に比べると非常に原始的。バカでっかいクソ高いスキャナーで線画を取り込み、Photoshopで仕上げをしていました。その頃から比べると今は本当に良い時代になりました。
ネット界隈では「売れてるマンガ家はみんなアナログじゃねーか」と揶揄されたりもしているようですが、Gペンも液晶タブレットも「漫画を描く道具」として考えればそう大差はありません。そこに相関関係は無いはず。これから先、必ずデジタル作画の超人気マンガ家が出てきます。
というか、そういう作家を育てるのが僕の現在の役割です。

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おぎのひとし
マンガ家のおぎのひとしです。大学で学生にマンガの描き方を教えながら、自身もマンガやイラスト執筆の仕事を続けています。 2020年3月現在、学習系のマンガやイラストの執筆や自閉症の息子と娘の育児等、日々忙しく過ごしております。