Ulanziのクイックシュー・クイックリリースプレートが便利

カメラを三脚などに取り付ける時、通常はネジを使ってクルクルとねじ込んで固定をする必要があります。しかしそのようにモタモタしていてはシャッターチャンスを逃しやすい。そんな時に便利に使えるのがワンタッチで着脱可能になるクイックシュー、クイックリリースプレートのセットです。

三脚はベルボン

僕が普段使っている三脚はベルボンEX-440です。安価なビデオ三脚ですが、機能的には問題なし。クイックシューやクイックリリースプレートも付いています。ただ、どうしてもゴツい。カメラに取り付けるとなかなかの存在感でした。しかもCRANE M3などのジンバルに乗せる場合は結局プレートを取り外す必要があり、取り回し的にはイマイチだったのです。

アルカスイス

クイックシューの規格として「アルカスイス」という物があります。カメラに関わる人にとっては超有名。僕自身も知ってはいたのですが、この規格で機材を統一するとえらく高価になるな……と思い購入を見送っていました。結果、ベルボンのビデオ三脚EX-440に合わせ、いわゆる「DIN規格」のクイックシューやプレートで機材を統一していました。

ただ、やっぱりゴツい…。便利だけどゴツい。実はずっとアルカスイスへの憧れはあったのです。

Ulanzi F38クイックリリースセット

そんな時にネットで見つけたのがUlanziのアルカスイス38mm互換、F38クイックリリースセットです。小型軽量ながらワンボタンで着脱可能。非常にスマート、便利です。そして安価。

CRANE M3への対応は微妙でしたが、とりあえず買ってみるか……と思い購入したところ、これが非常に便利。今までの半分くらいのサイズでありながら安定感は抜群。巨大なフルサイズ一眼とかだとちょっと不安なのかもしれませんが、FX30のようなAPS-C機であれば全く問題ありません。

三脚にはDIN規格のクイックシュー。そしてクイックリリースプレート。さらにそれに今回購入したUlanziのクイックシューをくっつけています。親亀の上に子亀が乗って……的なカンジですが、使用する分には困りません。

Manfrottoの上のVelbonの上にアルカスイス互換クイックシュー……

僕は今までベルボンの三脚などDIN規格のクイックシューで機材をまとめていました。そのため、ビデオ三脚もDIN規格だしミニ三脚にもベルボンのクイックシューを付けています。おまけに一脚兼三脚もベルボンでは無いですがDIN規格。

もちろんそれぞれに「DIN規格のプレートの上にUlanziのクイックシューを付ける」という形にしても良いのですが、せっかくDIN規格で統一しているわけなので、その都度UlanziのクイックシューがくっついているDIN規格のプレートをワンタッチで取り外し使用すれば、ほぼほぼ手間は変わりません。DIN規格で揃えたのも無駄になりませんしね。

しかも試しにCRANE M3のプレートにUlanziのクイックシューを付けてみたところ、ちゃんとバランスが取れました。薄型だからこそなせる業。

おわりに

カメラマンとしてプロを目指している、とかであれば最初からアルカスイスでまとめる……とかで問題ないと思います。しかし僕のようなアマチュアは、比較的安価なDIN規格でまとめつつ必要に応じて偽アルカスイス化していく、という形で良さそうです。

……とは言うものの、それぞれ合計すると最初からアルカスイスでまとめるのと同じくらいの出費になっている気もします。この辺は善し悪しですね。反省。

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おぎのひとし
マンガ家のおぎのひとしです。大学で学生にマンガの描き方を教えながら、自身もマンガやイラスト執筆の仕事を続けています。 2020年3月現在、学習系のマンガやイラストの執筆や自閉症の息子と娘の育児等、日々忙しく過ごしております。