Apple TVレビュー

先日購入したAppleTVのレビューなどしてみたいと思います。

Apple TV
Apple TVはiPhoneやiPadで有名なApple社の製品。「TV」という名前が付いていますが、別にこれでテレビが見られるわけではなく、いわゆる「ムービー」的な物を見ることが出来ます。

本体はかなり小さいです。横に置いてあるiPod touchと比べると、その小ささがわかるかと思います。

以下、活用方法。カテゴリがいくつか分かれていますので順番に。

映画がレンタル出来る
まずは映画ストア。Apple TVはネットに繋ぐこと前提です。そしてそのネット経由で映画を購入したりレンタルすることが出来ます。
レンタル料金は微妙に高め(だいたい400円前後?)ですが「見たい時にその場ですぐにレンタル出来る」という部分にメリットを感じられる人であれば活用出来ると思います。
ちなみに僕はいまだに未体験。レンタルする前にHDDレコーダーに撮りためたビデオがありまくりですので、そっちを見終わってからにしようと思います。

ちなみに、映画はレンタルだけでなく、購入も可能です。価格は1000円から2500円くらい。購入時、DVDやBlu-rayなどのメディアが必要ない…と言う人はこっちでも良いかもしれません。

YouTubeの動画などが見られる
次にネットサービス系。これではYouTubeが見られたり、写真系のサイトの写真を表示することが出来ます。
ただ、先日のアップデートが駄目駄目で、今現在日本語での検索が出来なくなってます。なので、ほとんど使えない状態。これ、絶対日本でチェックしてませんよね…。
日本語変換出来ずに英語のみの文字パレット。どこの国の製品だ。

コンテンツ自体はYouTubeまんまとかだったりしますので、綺麗な動画はとても綺麗です。暇つぶしには良いかも。

様々な方法で動画や写真、音楽を共有出来る
そして、共有系。家にパソコンがありiTunesで曲やムービーなどを管理している人向きです。
例えば、離れた場所にパソコンがあっても、ネットに繋がっていればそのパソコンの中の音楽やムービーをApple TVで聴いたり映したりすることが出来るのです。
僕は昔からのMacユーザーで、現在「仕事系はウィンドウズ、ホビー系はマック」という使い分けをしています。ですので、音楽も写真も全てマックの中。なのでバッチリ共有を大活用出来ています。
実際昔に撮りためたホームムービーなどもバリバリ見られますので良いカンジ。チャプターわけしてあるMpeg4ムービーなども、チャプタージャンプ可能。ただ、チャプターのプレビュー画像などは無いため、操作性はあまり良くないです。この辺は改善を期待したいところ。

さらにAir Play。これはiPhone、iPod touch、iPad等に入っている「Air Play」対応ソフトを使って、Apple TVにデータを送ることが出来る機能です。
こちらがiPod touchのAirPlay対応アプリケーションから出力先を選択する画面を表示させたところ。
iPod touchを選ぶと、本体で映像が見られます。AirMacEXは、無線LANの機械。これにはオマケで音楽を鳴らせる機能があるため、音だけ出力出来ます(アイコンに注目)。そしてApple TV。これを選ぶとバッチリApple TVでiPod touch内のムービーなどを視聴出来ます。

また、僕はAir Videoというシェアウェアも活用してます。
このソフトはパソコンに動画を入れておけば遠く離れたiPad等でもその動画を見ることが出来る…という上記の「共有」と似た仕組みのソフト。違うのは、いちいちiTunesに登録しなくて良い、と言うことと、iTunesに対応している動画フォーマット以外のフォーマットでも見ることが出来る、と言うこと。ほとんどの動画が見られるため便利です。
で、そのAir Videoも最近Air Playに対応しました。…というか、ベータ版のソフトが配布されており、それでとりあえず使える、というカンジです。
ここから2.4.5beta5を落とします

実際試してみたところ、何度かエラーは出るものの(さすがベータ版)バッチリApple TVに動画を飛ばすことが出来ました。これで、二階に置いてあるMacの動画をリビングのハイビジョンテレビで見ることが可能になりました。

そんなこんなで、おおむね満足しています。ただ、なかなか撮りためたテレビ番組などを消化する余裕が作れないため、それだけ何とかしたいと思います。

パソコンでムービーを管理して、それをリビングでゆっくり見たい…という用途には最適。あと、金に糸目を付けずに映画をレンタル出来る太っ腹の人にもお勧めです(笑)。

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以下は「vRec+を使ってテレビ番組などを撮りためており、それをApple TVで見たい」と言う人向けの情報です。
おそらくほとんどいなさそうですので、それ以外の方は読み飛ばしても結構です(笑)。

vRec+
vRec+というのはS端子やコンポジットビデオ端子を使ってUSBメモリなどに動画を記録出来る機械です。これを使えばおおむねどんな番組でも一発でH.264フォーマットのMPEG4ムービーになります。
ただ、残念ながらこの製品、インターレース縞がヒドイ。インターレースについての詳しい解説は省きますが、要するに「激しい動きの画像だと細かい横縞が目立つ」という現象です。
車のワイパーの映像。横縞がヒドイ。

これ、色々方法はありますが、パソコンであればGOM PlayerやVLC等のプレイヤーを使えば縞をほぼ消した状態で視聴することが出来ます。

GOM Player
VLC

そのように、プレイヤーが対応していれば問題ないのですが、Apple TVにはそんな機能はありません。実際試してみたところ、ものの見事に縞々が出てしまいます。これはかなり見苦しい。

何とか方法はないものか…と考えた結果、たどり着いたのが二つ。HandBreakを使う方法とturbo264HDを使う方法。

HandBreak
まずHandBreakですが、これの最新版(英語の方)を使って、某プロファイルを選択して動画を変換すると、どうにかこうにか縞が消えます。

詳しい方法はこちら

ただ、二時間の動画を変換するのに二時間かかってしまうため、かなり根気が必要です…。夜寝る前などにいくつかの動画を変換するように仕組んだりすればいいのかな、と思いました。

turbo264HD
そしてもう一つがturbo 264HDを使う方法。
このハードウェアは、CPUに負担をかけることなく動画をH.264のMPEG4に変換してくれる、という機械です。ハイビジョンで撮れるホームムービーであれなんであれ、これを使えば画質はほぼそのままで、ぐっとファイルサイズを抑えることが可能です。しかも高速に。
最新版のユーティリティソフトを使いインターレース縞を消す設定にすると、かなり綺麗に縞を消してくれます。しかも二時間の動画であれば40分程度で変換可能!これは良いです。
上記同様のワイパーの画像。ぼけているだけ…とも言えますが、少なくとも見苦しくはないです。

というわけで、たまたまturbo264HDを持っていた僕は、こちらの方法でバンバンvRec+の動画を変換かけています。アスペクト比がちょっとおかしいような気もしますが、この辺はそのうち再検証したいと思います。

Apple TV自体「フルハイビジョン(1920×1080)」では無く「ハイビジョン(1280×720)」ですので、極端に高画質を追求するマシン…とは言えません。ですが、個人的にはそこまで綺麗じゃなくてもある程度見ることが出来ればいい、と思っているクチですので、まぁ、しばらくはこの環境で行きたいと思います。

他の、もっと面白そうな活用方法を見つけたらまたレビューいたします!

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