ロットリング・イソグラフ洗浄

僕はマンガ家としてデビュー以来、十年弱はアナログで作画してました。まぁ、時代を考えると当然と言えば当然。 しかし最近はめっきりアナログ画材は使わなくなり、デジタルに移行してしまいました。 

ところが、まだまだ世間的にはアナログでマンガを描いている人が多数。絵の学校の学生なども、半数以上はアナログで描いているようです。このたび卒業を迎える某学校の学生も、マンガはアナログで描いている…とのこと。 

その学生が最近「ロットリングペンを買う!」とか言ってるわけです。なんでも「枠線などに使っているピグマ等のミリペンは消すと薄くなったりなんだりで気に入らない」んだそうで。うん。その気持ちは何となくわかります。 

昔であれば烏口などを使うところなのでしょうが、さすがにそれは画材としても技術としても古すぎる。そこで思いついたのが「ロットリングペンを使う」と言うことだったようです。 

「ロットリング」というのは会社名ですが、製図用万年筆の代名詞のような物になっています。正確には、インクタンク式の物をイソグラフ、インクカートリッジ式の物をラピッドグラフと言ったりします。 

実は僕もデジタルに移行する直前はそのロットリングの「イソグラフ」を使っていたのです。が、この十年は使うことも無く、死蔵。 

でも、それだとさすがにもったいないので、この際その学生に譲ることにしました。 

しかし、そう決めてからが大変。とにかく長いこと使っていなかったため、インクが詰まりまくって使い物にならなくなってたのです。 

僕はイソグラフ用のクリーニングキットを持っていますので、それを使って洗浄するものの、なかなか詰まりが解消しない。今のところ描けるまでに復活したのは0.5ミリと0.35ミリの2本だけ。あとの0.18ミリと0.25ミリと0.8ミリは全く描ける気配を見せません…。 

とりあえず何度か洗浄を繰り返せば復活することも多いため、今は3ターン目。さて、何ターンで描けるようになるのか。それともずっと描けないままか。 

卒業式は来月の15日。それまでには何とか詰まりを解消して、卒業記念にプレゼントしてあげたいものです。

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