Winsor&Newtonの透明水彩絵の具
Artists' Water Colorを使った水彩画のメイキングです。
基礎編Tips集
基礎編Tips1…>濃い色を作って水でのばす

サンプル原稿・肌色部分完成
したがって、その透明度を活かすには絵の具の白は不要、と言うことになります。不用意に使ってしまうと透明感が損なわれるだけでなく想像した色を作ることも出来ず、奇妙な仕上がりになってしまうことでしょう。
当然必要になってくるのがパレット。これには最初から全色絵の具を入れておきます。また、よく使う肌色等々の色は洗い流さずにパレットに残しておきます。
次に筆洗。これは二つか三つに分かれてる物がオススメです。一つ目で絵の具を洗い落とし、二つ目の綺麗な水で色をのばす…等の使い方が出来ます。二つに分かれた物より三つに分かれたものの方がより筆を綺麗に洗えるため、色を延ばすための綺麗な水が濁りません。また、筆洗の水を使わず、水ボトルの水を使う方法もあります。これであれば、水の濁りなどを気にする必要もありません。
そして最後にティッシュ。僕の場合これがないと絶対色が塗れません。主に筆の水分を吸い取るために使用します。
![]() 水ボトルと筆洗 |
今回は肌色を塗ってみます。
小学生的には肌色というと「オレンジに白を加えた物」を想像すると思いますが、透明水彩的には間違いです。最初に書いたように、白い部分は紙の色を利用するからです。
そのため、まず最初に濃いめの肌色を作っていきます。人にもよりますが、僕は赤系の色(ブライトレッドやバーミリオン、スカーレットレーキなど)にイエローオーカーを混ぜることが多いです。最近の流行に乗って赤みを強くしたり色々と調整もします。
![]() |
色が完成したら、人物の影にあたる部分に素早く色を塗っていきます。即座に絵の具を洗い落とし、綺麗な水を多少含ませ水で色をのばしていきます。
このとき水が多すぎるとムラが出来てしまうため、塗りすぎた水を吸い取る必要があります。人によってはティッシュを使ったりするのでしょうが、僕の場合は水分を十分に吸い取った筆を使います。ティッシュで筆の水分を吸い取ると、筆はある程度の水を含むことが出来るようになります。それを利用して、多すぎる水分を吸い取るわけです。
![]() 線画です |
![]() 影の部分にだけ色をのせます |
素早く水で伸ばしていきます |
一度乾かしたあと、鼻の下や髪の毛の影が出来る部分に色を足し、再び水で伸ばします。
微妙なグラデーションをつけたら完成となります。
![]() 主に影となる部分に色を足していきます |
![]() 頬に赤みを足したり、ハッキリとした髪の毛の影を入れます |
顔の部分がおおむね完成しました |






